難題続きのJR東日本 期待の山形新幹線E8系は走行できず 鉄道事業の課題はどこにあるのか? [URL]
この記事は<JR東日本では、ここ数年鉄道運行上の難題が発生し続けている>点と<鉄道事業で働く人の士気を損ねてはいないかという視点は、あってもいいのではないだろうか。企業の方針が、現場の士気を下げ、それゆえに鉄道運行上の難題が発生しやすい状況を生み出している可能性を、検証する必要はある>と関連付けている。
新幹線では 2022年3月の脱線事故:これは東日本大震災によるもので不可抗力。 2024年1月には上野〜大宮間で架線故障;原因は、架線を張る重りの部品が破断し、架線が垂れ下がったことによるもので、メンテナンスの問題。 3月にはE3系がオーバーラン:この車両には滑走を検知すると滑らないようにするためブレーキを緩める機能があり、この機能が働いたことで大幅なオーバーランに至ったとみられるという事で、これは車両制御システムの問題、ただし、頻発していない点に疑問が残る。 9月のE5系とE6系の車両分離:連結器解放スイッチの端子間ショートが原因か、と言われておりハードの問題。 11月にはパンタグラフ破損と架線損傷:これはメンテナンスの問題。 2025年にもE5系とE6系が車両分離した:前回の分離の原因判定が間違っていた。私は新幹線とミニ新幹線車両を連結した状態で全体のシステム評価をしていない点が問題だと考えている。 2023年には電化柱と車両が衝突:電柱のひび割れから雨水が浸入し、内部の鉄筋が腐食して破断したので、これもメンテナンスの問題。 同年には同じ線路内に上り・下りの両列車が進入するという事態も起こっている:これについてはネット検索しても発見できなかった。 ことし5月に新橋駅構内での架線断線があった:架線金具の交換作業時の不適切な工具使用による接続不良という事で、これもメンテナンスの問題。
ハードが原因と思われる事故については、鉄道事業で働く人の士気とは関係ないはず。 メンテナンスの問題については、設備の老朽化、問題個所の発見と対応の適切性及びメンテナンスする人の技量や与えられた時間に影響されるだろう。
どの案件も会社の方針が従業員の士気に影響している事を明確に示していると私は思わない。
但し、「現場が提案や異常報告をしにくい空気」など、組織文化に問題がある可能性やメンテナンス問題の根底に、経営方針(コストカットや外注化など)があるなら、それも「企業の方針が安全性に与える影響」として会社側が考える必要がある点は有ると考える。
鉄道事業者として、乗客を安全に運び、遅延や運休リスクを軽減して欲しいものだ。難題続きのJR東日本 期待の山形新幹線E8系は走行できず 鉄道事業の課題はどこにあるのか? [URL]
この記事は<JR東日本では、ここ数年鉄道運行上の難題が発生し続けている>点と<鉄道事業で働く人の士気を損ねてはいないかという視点は、あってもいいのではないだろうか。企業の方針が、現場の士気を下げ、それゆえに鉄道運行上の難題が発生しやすい状況を生み出している可能性を、検証する必要はある>と関連付けている。
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