「外国人観光客=悪」の構図は本当か? ニセコの現実と報道の落とし穴
2025-02-19


「外国人観光客=悪」の構図は本当か? ニセコの現実と報道の落とし穴

窪田順生氏の記事である。 「ニセコの介護事業所閉鎖問題」が「外国人観光客が大挙として押し寄せたことで「賃金格差」が生まれて・・外国人観光客さえ来なければ、今ごろどの介護事業者も職員たちがみんなハッピーで働いている」と、外人観光客をスケープゴートにしているのは間違っている、と言う趣旨だ。 確かに、この断面だけを見ると正しい意見だが、

オーバーツーリズムについて、

労働力人口は、2023 年平均で 6925 万人。 訪日外国人旅行者数 2024年 3,687万人。 インバウンド政府目標は、2030年に訪日外国人旅行者数を6,000万人。

少子高齢化、首都圏一極集中、地方過疎化の日本において、労働力人口の50%を超える訪日客に対応出来ない観光地が増えてきているのが現実。

既にオーバーツーリズムが深刻になったのだから、 国際観光旅客税(現在1,000円)を1万円以上に上げて、その金を集客宣伝に使うのではなく、オーバーツーリズム対策に苦心している地域への対策費としてすべて分配する。 6000万人の目標を3000万人に下方修正(制限)して、観光ビザの事前取得を義務付ける。 観光庁は日本観光に求められるものや、混雑情報を発信して集客活動は一切やらない(何もしなくてもSNSから情報を取得してやってくる観光客は多くいるだろう、特にこの円安の局面では)。 視点が求められると考える。

[国の政策]

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